今注目されている読書通帳(読書手帳)が作れる場所はどこなのか?
読書通帳は自分で作れる?自作で作る場合のテンプレートなどはどこで手に入れられるのか等をご紹介していきます。
読書通帳(読書手帳)とは?小学校でも活用されている?
近年、読書の促進に効果がある「読書通帳(読書手帳)」というものがあるのをご存じでしょうか。
読書通帳(別名:読書手帳)は、図書館での貸し出し履歴を通帳のように記録でき、借りた本の日付やタイトル・感想などを記入していく通帳型・手帳型ノートのことです。
専用の機械が設置されている図書館もあれば手書きで記録をする場合もありますが、どちらの場合でも取り入れた図書館では小学生を中心に図書館の利用率が上がっています。
読書の記録が目に見える形でたまっていくため、子どもたちが何冊本を読んだのか楽しく実感できることがその理由の一つのようです。
また、図書館の利用者数を増やす目的で始められた取り組みですが、その効果が高いことから近年では小学校でも活用され始めました。
例えば、広島県内の小学校では「読書貯金」、「読書手帳」という記録用紙を通じて読書促進に取り組んでいます。
日付や題名を記載する他、読んだページ数を金額に見立てたり、おすすめ度合いを書き込んだりと工夫がなされているようですよ。
読書通帳(読書手帳)のメリットは?
読書の量が増えると、語彙の増加や自分の世界が広がるなど、良いことがたくさんありますよね。
読書を促進する目的で作られた読書通帳には子供が本を読みたくなる理由がたくさん詰まっています。
子どものうちからたくさんの本を読んで欲しいと思う保護者の方は多いのではないでしょうか。
そんな読書通帳のメリットを4つ紹介します。
- 自分の読書履歴が手元に残せる
- 目標が立てられる
- 大人から子どもへ読書のアドバイスができる
- 自治体ごとのデザインや手作りでオリジナルの読書通帳が持てる
読書通帳のメリット①自分の読書履歴が手元に残せる
読書通帳(読書手帳)の最大の特徴とも言えるのが、読書の積み重ねが目に見える形で記録できるという点です。
数字が増えていくことに楽しさを感じ、もっと読もうという気持ちが芽生えます。
また、読みかけのシリーズをどこまで読んだのか、お気に入りの本の作者は誰だったのかという情報もすぐに確認することができるので便利です。
読書通帳のメリット②目標が立てられる
読んだ本の数が明確になる事で、冊数の目標を立てることができます。
50冊や100冊を読み切った時には達成感を感じることができますし、あと何冊で達成できるといった見立てを立てることもできますね。
読書通帳のメリット③大人から子どもへ読書のアドバイスができる
読書通帳(読書手帳)に記録をすることで、子どもが読んでいる本を親や教師が知ることができます。
そのため、好みに合いそうな本を紹介したり一緒に探すことができます。
家族の間で本に関する会話が増えるという効果も期待できるのではないでしょうか。
読書通帳のメリット④自治体ごとのデザインや手作りでオリジナルの読書通帳が持てる
読書通帳のデザインは、自治体や図書館によって様々です。
表紙もそれぞれ違いますし、中身も記録する内容が変わってきます。
また、手書きで記入するものに関しては手作りをすることもできるので、子どもが自分で色を塗ったりシールを張ったりすることでオリジナルの読書通帳を作ることができます。
読書通帳(読書手帳)は手作りできる?作り方は?
読書通帳(読書手帳)は、図書館などで配布していることもありますが、手書きで記録するタイプのものは自分で手作りすることができます。
作り方も簡単で、子どもと一緒に作ることも可能です。
その方法をいくつか見てみましょう。
- テンプレートを印刷する
- キャッシュブックを代用して作る
- ルーズリーフを使う
テンプレートを印刷する
無料で配布されているテンプレートを印刷し、切る・折る・ホチキスで止めるなどの作業をすれば簡単に読書通帳を作ることができます。
次の項目では、インターネット上から無料でテンプレートがダウンロードできるサイトをご紹介しています。
キャッシュブックを代用して作る
キャッシュブックとは、本物の通帳のような形をした家計簿のことです。
インターネット上で購入でき、項目だけ書き換えれば読書通帳として利用できます。
ルーズリーフを使う
ルーズリーフを読書通帳代わりに使えば、用紙を簡単に足すことができますし、小さいサイズのものであれば持ち運びにも便利です。
ルーズリーフに貼る目的で作られた読書通帳のテンプレートもあるので後ほどご紹介します。
その他、ハンドメイドサイトなどでも素敵なデザインのものが販売されています。
まずは使い方を自作のもので確認してから販売されているものを購入するのも良いですね。
自作可能!読書通帳のテンプレートがダウンロードできるサイト
読書通帳を手作りするためのテンプレートが、無料でダウンロードできるサイトをご紹介します。
テンプレートを使えば簡単に読書通帳が手作りできるのでお勧めです。
自治体・図書館のダウンロードリンク
足立区が無料で配布している読書通帳のテンプレートは、かわいらしい表紙と、親子で記入できるフォーマットがポイントです。
最終ページには親から子どもへのメッセージカードになっています。
前橋市、和光市、仙台市の読書通帳もおすすめですよ!
折りたたむだけで完成
読書通帳の印字機械を扱っているメーカーが配布しているテンプレートです。
折りたたむだけで完成するので気軽に試すことができます。
ルーズリーフにシンプルなデザイン
シンプルなデザインで高学年向けとなっています。
お母さんやお父さんとお揃いで作るのもお勧めです。
親子で一緒に楽しく読書手帳を作ってみると、子どももより本を読みたくなりますね。
簡単に作れるものが多いのでぜひ試してみて下さい。
読書通帳(読書手帳)のアプリはある?
手書きにこだわらない方には、読書通帳(読書手帳)と同じように読書の記録を取れるアプリもおすすめです。
自作のものよりも機能性が高く、スマホでいつでも確認ができるので持ち運びも不要です。
記録できる容量も多く、自分だけの本棚が作れるような気分になるので親子で楽しめます。
読書の記録が取れるアプリとそのおすすめポイントをご紹介します。
レコドク(iOS)
読書通帳のコンセプトを大切に作られたアプリです。
- 読書後の評価を記録できる
- 本のメモや図を画像保存できる
- カレンダー機能がついている
子供と、「去年の夏はこんな本を読んだね」と振り返るのも楽しそうですね。
ダウンロードはこちら
読書メーター(iOS・Android)
Android対応の読書通帳アプリはあまり数がないのですが、その中でもレビュー評価が良いアプリがこちらです。
- バーコードの連続読み取りや検索が可能
- 見やすい画面レイアウト
- 読書量がグラフで確認できる
本棚機能や新刊お知らせもあるので、新しい本との出会いもサポートしてくれます。
ダウンロードはこちら
読書管理ビブリア(iOS)
可愛いキャラクターと読書の管理ができるアプリがこちらです。
- バーコード読み取りが可能
- 読書のペースをグラフで確認できる
- 目標管理ができる
シンプルで使いやすいながらも感想の記録や気になったページのメモなど細かな記録も可能となっています。
記録が簡単で、持ち運び忘れも減らせるアプリ版の「読書通帳(読書手帳)」ですが、中にはSNS機能が備わっていたり、SNSとのシェア機能のあるものがあります。
子どもと共有して使う場合には親子でしっかりと確認や約束をしておくことをおすすめします。
ダウンロードはこちら
読書通帳(読書手帳)にデメリットはある?
読書意欲の高まりが期待できる「読書通帳(読書手帳)」ですが、デメリットも存在します。
主なデメリットは、記録をつけること自体が目的となってしまうという点です。
読書通帳にゲーム性を感じて、単に本を借りるだけ借りて記録の数を増やそうとする子どもが出てしまうのです。
記録をためて友だちと競い合うことを楽しんでいるという場合に起こりやすい傾向があります。
そのような場合には、子どもが数字だけにとらわれずに、読書そのものの楽しさを改めて感じてもらえるような工夫が必要となってくるでしょう。
そのような場合には、子どもが数字だけにとらわれずに、読書そのものの楽しさを改めて感じてもらえるような工夫が必要となってくるでしょう。
ATMで記帳ができる!山梨県で本格的な読書通帳を作れるのはどこ?
私の地元、山梨県では、ATMで記帳することができる本格的な読書通帳を作ることができる図書館が複数あります。
山梨県内で、本格的な読書手帳を作ることができるのは、以下の図書館です。
南アルプス市立図書館
山梨県で最初に読書通帳サービスを導入したのが、南アルプス市立図書館です。
市内全館で利用でき、発行料は中学生以下は無料、高校生以上は100円となっています。
富士河口湖町立図書館
富士河口湖町立図書館の読書手帳は、銀行や郵便局の預貯金通帳にそっくりで、まさに”通帳”と呼ぶに相応しいフォルムですね。
表紙のキャラクターも可愛く、子どもに持たせたくなるデザインですね!
都留市立図書館
都留市立図書館の通帳には、都留市立図書館から借りている図書の書名や著者名、利用日等を館内の「ATM」(通帳印字機器)で金融機関の通帳のように記帳できます。
読書通帳で楽しく読書週間をつけよう!
読書通帳(読書手帳)は、子どもの読書を促進させる素敵なツールです。
また、最近では図書館や学校だけのものではなく、各家庭にも普及してきています。
手作りやアプリの利用などご家庭に合わせた方法でぜひ取り入れてみて下さいね。
子どもと楽しい毎日を!
当サイト(山梨ママ情報)では、子どもと楽しい毎日を送るための情報を提供しています。
以下の記事もこの機会にぜひチェックしてみてくださいね。