2024年3月、全国のイトーヨーカドー33店舗が3年以内に閉店することが決定しました。
その中で、イトーヨーカドー甲府昭和は閉店候補になるのか、2024年以降の閉店リストなどもまとめてみました。
イトーヨーカドーが2026年2月末までに33店舗閉店へ
2023年3月9日、セブン&アイ・ホールディングスより「中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果に関するお知らせ」が公表されました。
セブン&アイ・ホールディングスのグループ戦略
この戦略の中では、3年間という限定された期間で以下の施策に取り組んでいくことが明言されています。
- グループ戦略の軸である「食」にフォーカスするべく、アパレル事業から完全撤退
- IYは従前の事業構造改革における店舗閉鎖に加え、新たに 14 店舗の閉鎖を意思決定し、首都圏へのフォーカスを加速
- IY、株式会社ヨーク等首都圏 SST 事業の統合再編を実施し、注力する首都圏におけるシナジーおよび運営効率を最大化
- 戦略投資インフラ(PC/CK 4、 ネットスーパーセンター)の整備により、更なる利益成長可能な収益構造を実現
- 外部プロフェッショナルを起用し変革の工程を管理するとともに、取締役会および戦略委員会がモニタリングを実施
ここで出てくる「IY」というのが、イトーヨーカドーです。
イトーヨーカドーの33店舗が閉店へ
イトーヨーカドーでは、これまでにも19店舗の閉店が決まっており、新たに14店舗の閉店を予定しているとのこと。
そのため、今回の発表により「2026年2月末までにイトーヨーカドーの33店舗を閉店すること」が明確化されました。
閉店店舗については、
店舗閉鎖は決めているが、今の段階で(閉鎖店舗を)公表することは、差し控えさせていただきたい。ステークホルダーの方がいらっしゃり、そこのところも十分に配慮しながら、説明しないといけない
ということで、この時点では閉店リストが未公表となっていました。
イトーヨーカドーの閉店リスト【最新2024】
33店舗が閉店するということで、「地元のイトーヨーカドーが潰れるかも!」とざわついています。
しかし、肝心の対象店舗については非公開な部分もまだまだ多く。
とりあえず確定している情報を以下にまとめてみました。
2024年の閉店リスト
2024年3月時点では、
- 北海道と東北から撤退(15店舗が閉店)
- 長野県2店舗と新潟県1店舗の営業終了
- 東京都:「拝島店」「上板橋」が閉店予定
- 埼玉県:「食品館ららぽーと新三郷店」が閉店予定
- 千葉県:「柏店」「津田沼店」が閉店予定
- 神奈川県:「綱島店」が閉店予定
- 埼玉県:「食品館川越店」が閉店予定
という状況になっています。
閉店日 | 場所 | 店名 |
---|---|---|
2025年 3月頃 | 新潟県 | 丸大新潟店 |
2025年 2月頃 | 長野県 | アリオ上田店 |
2025年 2月頃 | 宮城県 | 石巻あけぼの店 |
2025年 1月頃 | 長野県 | 南松本店 |
2025年 1月頃 | 岩手県 | 花巻店 |
2025年 1月頃 | 北海道 | 琴似店 |
2025年 1月頃 | 北海道 | アリオ札幌店 |
2024年 夏以降 | 埼玉県 | 食品館ららぽーと 新三郷店 |
2024年 夏以降 | 千葉県 | 柏店 |
2024年 夏以降 | 神奈川県 | 綱島店 |
2024年 9月29日 | 東京都 | 上板橋店 |
2024年 9月頃 | 千葉県 | 津田沼店 |
2024年 9月頃 | 青森県 | 弘前店 |
2024年 9月頃 | 北海道 | 福住店 |
2024年 8月頃 | 青森県 | 八戸沼館店 |
2024年 8月末 | 北海道 | 北見店 |
2024年 7月29日 | 埼玉県 | 食品館川越店 |
2024年 7月頃 | 青森県 | 青森店 |
2024年 7月頃 | 北海道 | 屯田店 |
2024年 6月30日 | 北海道 | 帯広店 |
2024年 5月26日 | 福島県 | 郡山店 |
2024年 5月6日 | 福島県 | 福島店 |
2024年 4月21日 | 東京都 | 拝島店 |
2024年 3月31日 | 青森県 | 五所川原店 |
2024年 1月31日 | 宮城県 | アリオ仙台泉 |
これだけで25店舗の閉店が確定。
33店舗閉店という話があったため、残りは8店舗です。
2021年〜2023年の閉店リスト
ちなみに、2021年〜2023年の閉店情報は以下の通りです。
閉店日 | 場所 | 店名 |
---|---|---|
2023年 3月5日 | 東京都 | 竹の塚店 |
2022年 9月4日 | 東京都 | 金町店 |
2022年 7月3日 | 北海道 | 函館店 |
2022年 1月16日 | 茨城県 | 日立店 |
2021年 9月5日 | 愛知県 | 刈谷店 |
2021年 8月22日 | 静岡県 | 沼津店 |
2021年 5月9日 | 北海道 | 旭川店 |
2021年 2月8日 | 福島県 | 平店 |
2021年 2月23日 | 栃木県 | 小山店 |
2021年 2月21日 | 群馬県 | 伊勢崎店 |
2021年 2月14日 | 東京都 | 田無店 |
2021年 1月11日 | 埼玉県 | 加須店 |
閉店を受けて2020年度と2021年度では、人員自体も約900名減となっています。
今後も閉店が続く中で、人員削減もどんどん進んでいきそうですね。
イトーヨーカドー甲府昭和の閉店予想
これまでイトーヨーカドー甲府昭和も閉店する可能性が高いという印象でしたが、2024年3月11日は新ブランド「FOUND GOOD(ファウンドグッド)」が1階にオープンしました。
「グローバルワーク」「ニコアンド」などを
展開するアダストリアが手がけた新ブランド。
イトーヨーカドーの直営衣料品撤退後、
各地でFOUND GOODがオープンしている状況です。
こうした流れを見ると、すぐに閉店となる可能性は低いと考えれます。
現時点ではまだ安心といったところでしょうか。
とりあえず最新情報が入り次第、追記&Instagram等でも情報を共有していきます。
イトーヨーカドー甲府昭和には、山梨県内唯一の店舗があるため、閉店するとなれば大打撃です。
特に、子育て世代としては「アカチャンホンポ」がなくなってしまうのは困ります。
万が一、イトーヨーカドー甲府昭和が閉店するのであれば、どこかに移転してくれると良いですね。
せっかくなら、現在盛り上がりを見せている「岡島(旧ココリ)」や「ヨドバシカメラ」といった甲府市街に移転するのもありかもしれません。
また、ロフトもこうした商業施設に移転してくれると嬉しいですね。
今後も閉店情報を追っていきたいと思います。
アパレル事業から完全撤退、アダストリアへバトンタッチ
2023年3月9日には、閉店だけでなくイトーヨーカドーがアパレル事業から完全撤退することも明らかとなりました。
肌着を除く「婦人・紳士・子どもの衣料品」は完全撤退。
今後はグループ戦略の軸である「食」にフォーカスしていくとのことでした。
今後どうなるか心配の声もありましたが、2024年春、各地のイトーヨーカドーで「FOUND GOOD」が次々にオープン。
アパレル事業はこちらに移行した模様です。
山梨のイトーヨーカドーでも2024年3月11日にオープンしました。
全部のイトーヨーカドーにはオープンしないと思われるため、このブランドがオープンするところは閉店の可能性が限りなく低いと考えても良さそうな気がします。
山梨の開店・閉店情報をチェック!
山梨の開店・閉店情報については、以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。